おはようございます。まさきんです。
Claude の利用上限がきつくなってきました。そこで Notion AI を足すかどうかを検討しました。結論は「足さずに Claude へ一本化する」です。料金とできることを公式情報で比べたので、判断の記録として残しておきます。
※記事公開時点の情報です。最新の条件は公式サイトでご確認ください。
- Notion AI は、Notion のビジネスプラン以上に含まれる機能です
- ビジネスプランの公式表示は、月払いで1メンバーあたり月20ドルです
- カスタムエージェントは別料金で、1,000クレジットあたり月10ドルです
- 僕は Notion AI を足さず、Claude に一本化すると決めました
- 上限対策は「AIを足す」より先に「重い定期処理を軽くする」で進めます
上限がきつくなった
僕は Claude の Max 20x を使っています。個人向けでは一番上のプランです。それでも、最近は利用上限がきつく感じるようになりました。
上のプランがもう無いので、次に浮かぶのは「別のAIを足す」です。候補にしたのが Notion AI でした。Notion は家庭のタスクや記録のデータベースとして使っています。Notion の中で動くAIに仕事を分ければ、楽になるのではと考えたわけです。
具体的には、ビジネスプランのAI機能とカスタムエージェントを検討しました。
決めたこと
先に結論を書いておきます。
- Notion AI は導入しない
- AI の作業は Claude 側で完結させる
- 上限対策は、重い定期処理を軽くする方向で進める
理由はシンプルで、ツールを一本化したかったからです。Notion AI の良し悪しで決めたわけではありません。あくまで僕の使い方ではこうなった、という話です。
Claude のどのプランを選ぶかは、Claude のプランを週の使用率で選ぶ記事に書きました。あちらは「Claude のどのプランか」の話です。この記事は「別のAIを足すか、一本化か」を扱います。
Notion の料金と AI 機能
まず Notion の料金ページを確認しました。日本語のページでも、料金はドル表示でした。
| プラン | 月払いの料金(公式表示) | AI 機能の扱い |
|---|---|---|
| フリー | 0ドル | 体験版(制限あり) |
| プラス | 1メンバーあたり月10ドル | 体験版(制限あり) |
| ビジネス | 1メンバーあたり月20ドル | Notion エージェント・AI 議事録・エンタープライズサーチ(ベータ) |
| エンタープライズ | カスタム料金 | ビジネスの内容に加えてゼロデータ保持など |
料金はメンバー1人あたりの単価です。家族や複数人で使うなら、人数分がかかります。
年払いについては「最大20%割引」との表示がありました。ただ、年払いの具体的な単価までは読み取れていません。円での表示や税の扱いも、今回は確認できませんでした。なので、この記事ではドルの月払い表示だけを載せています。
公式ヘルプでは、Notion AI はビジネスプランとエンタープライズプランで使えると書かれています。フリーとプラスは、限られた回数の無料回答で試せる形です。
注意したいのは、ビジネスプランにも使用量の上限がある点です。ヘルプには、特定のAI機能に上限が設けられているとあります。6時間ごとの枠や月間の枠に達すると、利用が制限されるそうです。
カスタムエージェントは別料金
僕が気になっていたのは、カスタムエージェントです。公式ヘルプでは、チームの反復作業を自動化する仕組みと説明されています。トリガーとスケジュールにもとづいて、バックグラウンドで動きます。
| 項目 | 公式で確認できた内容 |
|---|---|
| 使えるプラン | ビジネス・エンタープライズ |
| トリガー | 定期スケジュール(毎日・毎週・毎月・毎年)/Notion 内のできごと/Slack |
| 料金 | 無料で試せたあとは、1,000 Notion クレジットあたり月10ドル |
| クレジットの扱い | 月ごとにリセット。余った分は繰り越されない |
| クレジットが足りないとき | カスタムエージェントは自動で一時停止 |
| クレジットの購入 | 管理者が製品内などで購入 |
つまり、ビジネスプランの月額だけでは完結しません。定期処理をカスタムエージェントに任せるなら、クレジット代が別に乗ってきます。
1回の実行で何クレジット減るかは、公式ページでは見つけられませんでした。プレミアムモデルを使うと消費が増える、という説明はあります。なので、僕の使い方でいくらになるかは事前に読めませんでした。
Claude の料金と上限
次に Claude 側です。公式の料金ページとヘルプで確認した内容を並べます。
| プラン | 月額(公式表示・税別) | 使用量の目安 |
|---|---|---|
| Pro | 月払い20ドル(年払いは月17ドル相当) | 基準 |
| Max 5x | 100ドル | Pro の5倍 |
| Max 20x | 200ドル | Pro の20倍 |
Max は月払いのみです。ウェブで申し込んだ場合の価格で、モバイル経由は変わる場合があります。
上限は、5時間ごとのセッションと週ごとの二段構えです。大事なのは、Claude と Claude Code が同じ枠を使う点ですね。ヘルプには、両方の利用が同じ上限に数えられるとあります。
もう一つ、ヘルプには「ツールとコネクタはトークンを多く使う」とも書かれています。僕は Notion を Claude からコネクタ経由で読み書きしています。ここが枠を押している可能性は、頭に入れておきたいところです。
税の扱いや超過分の従量課金は、先ほどのプラン選びの記事にまとめています。ここでは繰り返しません。
足す場合と引く場合を比べる
選択肢を2つに整理しました。「足す」は Notion AI を追加する案です。「引く」は一本化して処理を軽くする案です。
| 比べる点 | 足す(Notion AI を追加) | 引く(一本化+処理を軽くする) |
|---|---|---|
| 毎月の追加費用 | 1メンバーあたり月20ドル+クレジット代 | Claude の月額のまま |
| 上限の数 | Claude の枠と Notion の枠の2系統 | Claude の枠の1系統 |
| 指示やルールの置き場所 | 2か所に分かれる | 1か所で済む |
| 得意な場面 | Notion の中で完結する作業 | Notion の外もまたぐ作業 |
| 手間 | 設定は画面で進められる | 定期処理の作り直しが要る |
| うまくいったあと | 費用は増えたまま | 下のプランに戻せる可能性 |
費用だけで見ると、足す案は小さく見えます。月20ドルは、Max 20x の月額の1割です。
ただ、僕が引っかかったのは費用より「2系統になること」でした。
一本化を選んだ理由
AIを2つ使うと、同じことを2回決める必要が出てきます。どちらに何を任せるか。指示をどちらに書くか。結果がずれたらどちらを直すか。こうした判断が増えていきます。
上限も2つになります。Claude の週の枠と、Notion の6時間や月間の枠です。見るメーターが増えると、どこで詰まったかが分かりにくくなるかもしれません。
個人的には、これは家計のカードと同じ構造だと感じています。還元を追ってカードを増やすと、明細を見る手間が増えます。AIも足すほど、管理の手間が積み上がっていきます。
もう一つは、原因が減らないことです。上限がきつい理由が重い定期処理なら、別のAIを足しても処理の重さは残ります。場所が変わるだけです。なので、先に重さのほうを減らすと決めました。
AIのサブスクを一本化したい、という考えはGoogle AI Pro の料金を整理した記事でも書いています。今回の判断も、その延長にあります。
定期処理を軽くする2つの段取り
ここからは、まだ途中の話です。結果は出ていないので、段取りだけを書きます。
Cloudflare に移す
1つ目は、重い定期処理を Cloudflare に移すことです。Workers の Cron Triggers などで動かす形にします。
Cron Triggers は、cron の式に合わせて Worker を定期実行する仕組みです。公式ドキュメントで確認した条件は次のとおりです。
| 項目 | Workers Free | Workers Paid |
|---|---|---|
| Cron Triggers の本数(アカウント全体) | 5 | 250 |
| CPU 時間(1回あたり) | 10ミリ秒 | Cron は30秒(1時間未満の間隔)/15分(1時間以上の間隔) |
| リクエスト数 | 1日10万まで | 月1,000万まで料金に込み |
| 料金 | 無料 | アカウントあたり月5ドルから |
時刻は UTC で評価されます。設定の反映には最大15分ほどかかることがあります。
無料枠の5本は、意外と早く埋まります。そのときの逃げ方はCloudflare Workers 無料枠の Cron Triggers 上限の記事に書きました。
claude -p に寄せる
2つ目は、Claude Code のヘッドレス実行に寄せることです。claude -p にプロンプトを渡すと、対話なしで1回だけ実行して終わります。
claude -p "今日のタスクを要約して" --allowedTools "Read"
公式ドキュメントで確認した主な点は次のとおりです。
-p(--print)を付けると非対話で実行される--allowedToolsで、確認なしに使えるツールを指定できる--output-format jsonで、結果とコストの目安を JSON で受け取れる- 成功時は終了コード0で終わるので、スクリプトから扱いやすい
狙いは、1回ごとの文脈を小さくすることです。公式ドキュメントには、気になる説明があります。開いたままのセッションで動く定期タスクは、毎回すべての文脈を送るそうです。必要なものだけを渡して1回で終える形なら、その分は軽くなりそうです。
ただ、ヘッドレスにしても枠が減らなくなるわけではありません。サブスクのログインで動かせば、同じ上限に数えられると僕は読んでいます。
注意点もあります。--bare を付けるモードは、サブスクのログインを使いません。API キーが必要になり、従量課金の扱いです。環境変数に API キーが入っている場合も、サブスクではなく API の料金になります。意図せず切り替わらないよう、ここは確認しておきたいですね。
毎月の固定費は、足す前に引けるものを探すと整理しやすいと感じています。スマホ代も同じ考え方で見直せます。
移行後にやること
2つの移行が済んだら、使用量を見直す予定です。そのうえで Max 5x へ戻すかを判断します。
Max 20x と Max 5x の差は、公式表示で月100ドルです。もし戻せれば、Notion AI を足す案とは逆向きに固定費が動きます。ただ、これはまだ結果が出ていません。戻せるかどうかは、移行後の数字を見てから決めます。
上限に当たったときの確認順
今回の判断を、確認の順番として表にしました。
| 順番 | 確認すること | 見る場所 | 次の一手 |
|---|---|---|---|
| 1 | どの枠に当たったか | 設定の使用量画面 | セッションか週かを切り分ける |
| 2 | 何が枠を使っているか | Claude Code の /usage | 定期タスクやコネクタの割合を見る |
| 3 | AI が要らない処理はないか | 定期処理の一覧 | コードに置き換えて Cloudflare などへ移す |
| 4 | 文脈が大きすぎないか | 長く開いたままのセッション | 1回で終わるヘッドレス実行に寄せる |
| 5 | それでも足りないか | 移行後の使用量 | 従量課金か別のAIの追加を検討 |
Claude Code の /usage では、プランの枠に対する内訳を見られます。公式ドキュメントによると、スキルや MCP サーバーごとの割合が出ます。重い定期タスクも、1行ずつ表示されるそうです。数字は端末内の履歴から出した概算、とも書かれています。
手順としては、次の流れになります。
- 使用量画面で、セッションと週のどちらが詰まっているかを確かめる
/usageの内訳で、枠を多く使っているものを上から3つ書き出す- その中で、AI の判断が要らない処理に印を付ける
- 印を付けた処理を、コードで動かす形に移す
- 残った処理は、文脈を小さくして1回で終える形にする
- 数週間の使用量を見て、プランや追加ツールを判断する
別のAIを足すのは、この6番目です。順番を逆にしないことが大事だと思います。
Notion AI が向いている人
公平のために書いておくと、Notion AI が合う場面はいろいろあります。
| 向いている人 | 一本化のほうが合いそうな人 |
|---|---|
| 作業のほとんどが Notion の中で完結する人 | Notion の外のファイルやサービスもまたぐ人 |
| チームで同じワークスペースを使っている人 | 1人で複数のAIを管理している人 |
| すでにビジネスプランを契約している人 | AI のためだけにプランを上げることになる人 |
| 議事録や検索を Notion に集めたい人 | すでに別のAIで自動化を組んでいる人 |
| 画面の設定だけで自動化を作りたい人 | コードやスクリプトを書くのが苦にならない人 |
カスタムエージェントは、Notion や Slack のできごとを起点に動かせます。コメントの追加やデータベースの更新に反応できるのは、Notion の中にいるAIの強みですね。
すでにビジネスプランを使っているチームなら、追加の負担は小さいかもしれません。僕の場合は、Claude 側に自動化が集まっていました。なので、一本化のほうが合っていたという話です。
よくある失敗
- 上限の原因を調べる前に、別のAIを契約してしまう
- 月額だけを見て、クレジットなどの追加料金を見落とす
- メンバー単価に人数を掛けずに比べる
- 2つのAIに同じ指示を書き、片方だけ更新して結果がずれる
- API キーを設定したまま実行し、気づかずに従量課金になる
1つ目は、僕がやりかけたことです。上限に当たると、つい「枠を増やす」方向に目が向きます。ただ、使う量を減らせるならそちらのほうが長く効くかもしれません。
始める前に確認すること
- 上限に当たったのはセッションの枠か週の枠か
- 枠を多く使っている処理を上から3つ言えるか
- その中にAIの判断が要らない処理はないか
- 足すツールの料金はメンバー単価か、人数は何人か
- 月額のほかにクレジットなどの追加料金がないか
- 足すツール側にも使用量の上限がないか
- 指示やルールを2か所で管理する手間を受け入れられるか
- 環境変数にAPIキーが残っていないか
よくある質問
Q. Notion AI はどのプランで使えますか?
公式ヘルプでは、ビジネスプランとエンタープライズプランで使えると書かれています。フリーとプラスは、限られた回数の無料回答で試せる形です。最新の条件は料金ページで確かめてください。
Q. Notion のビジネスプランはいくらですか?
料金ページの表示は、月払いで1メンバーあたり月20ドルです。年払いは最大20%割引とあります。年払いの単価と円での金額は、今回は確認できませんでした。
Q. カスタムエージェントはビジネスプランの料金に含まれますか?
料金ページでは、無料で試せたあとは別料金とされています。1,000 Notion クレジットあたり月10ドルです。クレジットは月ごとにリセットされ、余りは繰り越されません。
Q. Notion AI と Claude はどちらがいいですか?
使い方しだいだと思います。作業が Notion の中で完結するなら、Notion AI は相性がよさそうです。僕は Claude 側に自動化が集まっていたので、一本化を選びました。
Q. Claude の上限に当たったら、まず何をすればいいですか?
まず、どの枠に当たったかを使用量画面で確かめます。次に、何が枠を使っているかを見ます。別のAIを足すのは、処理を軽くしたあとでも遅くないと思います。
Q. Notion AI をやめても、Claude から Notion は使えますか?
僕は Notion AI を契約せずに、Claude からコネクタ経由で Notion を読み書きしています。家庭のタスクや記録のデータベースが対象です。ただ、コネクタはトークンを多く使うと公式に書かれています。
Q. claude -p で動かせば、上限は減らなくなりますか?
減らなくなるわけではありません。Claude と Claude Code は同じ枠を使うとヘルプにあります。狙いは、1回あたりの文脈を小さくすることです。
Q. Cloudflare Workers の定期実行は無料で使えますか?
無料プランでも Cron Triggers を使えます。本数はアカウント全体で5本までです。CPU 時間は1回あたり10ミリ秒なので、重い計算には向きません。
参考にした公式情報
- Notion の料金プラン(Notion 公式)
- Notion AI のよくあるご質問(Notion ヘルプ)
- カスタムエージェント(Notion ヘルプ)
- Custom Agent pricing(Notion ヘルプ)
- What are Notion credits?(Notion ヘルプ)
- Claude の料金(Claude 公式)
- What is the Max plan?(Claude ヘルプセンター)
- Using Claude Code with your Pro or Max plan(Claude ヘルプセンター)
- How do usage and length limits work?(Claude ヘルプセンター)
- Run Claude Code programmatically(Claude Code ドキュメント)
- Manage costs effectively(Claude Code ドキュメント)
- Cron Triggers(Cloudflare Workers ドキュメント)
- Limits(Cloudflare Workers ドキュメント)
- Pricing(Cloudflare Workers ドキュメント)
まとめ
上限がきついとき、別のAIを足すのは分かりやすい手です。ただ、僕は足す前に減らすほうを選びました。Notion AI は入れず、Claude に一本化します。
重い定期処理は、Cloudflare とヘッドレス実行に移していく段取りです。結果が出たら、プランを下げられるかを改めて見ます。
Notion そのものは、これからもデータベースとして使い続けます。タスクの組み方はNotion の先行タスクの記事に書きました。まずは、いまの上限を何が使っているかを眺めてみてください。
固定費は、足す前に引けるものがないかを見るのがよさそうです。
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