3Dプリンター・DIY

3Dプリンターを買う前に、外注プリントで試してみた話

3Dプリンターを買う前に、外注プリントで試してみた話

Photo: Creative Tools (CC BY 2.0) via Flickr

おはようございます。まさきんです。

今日は少し違う話をします。実は僕は最近、3Dプリンターという趣味に足を踏み入れました。このブログでは触れたことがありませんでしたが、今回はじめて明かそうと思います。

きっかけは、子どもたちの工作でした。ちょっとした収納パーツが欲しい場面が何度かありました。

家の中を見渡すと、地味に困る場面が結構ありました。収納ケースのサイズが微妙に合わないこともありました。「自分で作れたら早いのに」と感じることが積み重なっていました。

ただ、いきなり本体を買うのは気が引けました。本体は数万円からする買い物です。続くか分からない段階での投資は、正直怖く感じました。

そこで最初に試したのが、本体を買わずに外注の印刷サービスを使うという方法でした。今回は、その体験と価格感を記録しておこうと思います。

「買う前に試す」という発想

外注プリントの考え方は、意外とシンプルです。設計だけ自分で行い、印刷だけを外部にお願いするという流れです。

たとえばBambu Studioという設計ソフトは、無料で使えます。ここで形を作り、STLという形式のファイルに書き出します。

あとは、このファイルを印刷専門の会社に送るだけです。数日から数週間ほどで、実際に手に取れる物が届きます。

本体を買わないので、初期費用はほぼかかりません。趣味として続けられそうか見極めるには、ちょうどよい第一歩ではないでしょうか。

国内サービスと海外サービスを比べてみた

外注先を調べてみると、国内・海外の両方に選択肢があることが分かりました。まず国内で名前がよく挙がるのは、次の3つです。

サービス特徴価格・納期の目安
DMMmake個人利用者も多い老舗の定番サービス小物でも1,000円前後〜、翌日仕上げに近い案件も多い
3Dayプリンタープロ品質を掲げるサービス標準で3日仕上げ
SOLIZEオンラインSTLをアップロードして見積もり数分で見積もり、精度は高いが価格も高め

一方、海外に目を向けるとコスト重視の選択肢が増えます。

サービス特徴価格・納期の目安
JLC3DP基板製造で有名なJLCPCBの3Dプリント部門送料込みでも国内より安いことが多いが、納期は1〜2週間ほど
PCBWayレジンから金属まで幅広く対応価格は手頃、納期はJLC3DPに近い印象
Sculpteoヨーロッパ発、見積もりが速いのが特徴品質・価格ともやや高め、納期は1週間程度

僕なりに用途別で整理すると、次のように使い分けられそうです。とにかく試したい方には、DMMmakeが自然な選択肢だと思います。日本語で相談できる安心感もあります。

Gridfinityのような量産系パーツなら、JLC3DPの方が安く済みます。精度が求められるパーツもあります。ロボットや機械部品なら、SOLIZEやPCBWayが向いているのではないでしょうか。

固定費と同じく、通信費も一度見直してみるなら

Gridfinityの収納ケースで試算してみた

実際に僕が題材として選んだのが、Gridfinityという収納システムでした。設計図がすでに公開されていて、STLファイルも無料で手に入ります。

自分で設計しなくてよいので、外注プリントを試すにはちょうどよい題材でした。海外のコスト重視サービスで見積もると、こんな価格感でした。

4×4のベースプレートは、1枚あたりおよそ1,500円ほどでした。個々の収納ビンは、1個あたりおよそ500円以上という印象です。

この金額なら、何個か試しに発注しても大きな出費にはなりません。「本当に日常で使うのか」を確かめるには、十分安い金額だと感じました。

我が家では、まずキッチンの引き出し用に何個か発注してみました。届いた実物を引き出しに合わせてみました。サイズ感を確かめてから、追加で発注するかを決める流れです。

いきなり大きなセットを揃える必要はありません。少しずつ試しながら増やせるのが、Gridfinityの良いところだと思います。外注プリントとの相性も、このあたりから来ているのではないでしょうか。

外注と自前、それぞれの得手不得手

何度か外注プリントを試してみて、良い面と気になる面の両方が見えてきました。まず良い面は、本体への初期投資がいらないことです。

失敗しても、追加でかかるのは次の発注分だけです。この気軽さは、外注ならではだと思います。

一方で気になったのは、1個あたりの単価です。数を増やすほど、外注は割高になっていく印象がありました。同じ物を何十個も欲しい場合は、本体を買った方が結果的に安くなりそうです。

納期も、正直なところ気になる点でした。「思いついたものを、1時間後に手に取る」という使い方はできません。発送や輸送にかかる時間は、どうしても避けられないからです。

仕上がりの質感も、自宅のFDMプリンターとは違うことがあります。海外サービスの中には、標準がSLSやレジンの会社もあります。素材感が想像と違うこともありました。

まとめと、試してから決めるという考え方

結局、僕は外注プリントを何度か試しました。そのあとで、家庭用のプリンター本体を買うことに決めました。子どもの工作や収納ケースなど、繰り返し使う場面が多いと分かったからです。

ただ、これは誰にでも当てはまる結論ではないと思います。たまにしか使わない方にとっては、外注プリントだけで十分なのかもしれません。

大きな買い物の前に、小さく試してから判断する。この考え方は、我が家では他の場面でも意識しています。

通信費の見直しも、実は近い発想だと感じています。全回線をいきなり切り替える必要はありません。まず1回線だけ試すという進め方もできます。

大きな固定費を変える前に、小さく試す。3Dプリンターも通信費も、根っこにある考え方は同じではないでしょうか。

このシリーズでは、これから実際に選んだプリンター本体の話も書いていく予定です。次回もお付き合いいただければうれしいです。

まずは自分の通信費、試しに見直してみるなら

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まさきん

楽天グループ勤務・デジタルマーケター(FP資格保有)

40代前半、共働き・四児の父。楽天グループでデジタルマーケターとして勤務するかたわら、ファイナンシャルプランナー(FP)の資格を活かして家計管理と資産形成にも力を入れている。

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