おはようございます。まさきんです。
固定費の見直しは、一度やると達成感があります。ただ、その「やった」という記録が思わぬ落とし穴になっていました。今回は、解約したはずのサブスクが課金され続けていた話です。
※記事公開時点の情報です。最新の条件は公式サイトでご確認ください。
- 見直し表で「解約完了」としたサブスクが、毎月1,290円で請求され続けていた
- 解約の完了は「手続きした日」ではなく「次の請求が来なかった日」で判定する
- 解約する場所は課金経路で変わる(アプリストア・Web・キャリア決済など)
- アプリを削除しても解約にはならない、と各社の公式ヘルプに書かれている
- 見直し表と明細を、月に一度は突き合わせる仕組みが要る
見直し表には「解約完了」と書いてあった
今年の春、4月に家計の固定費見直し表を作りました。その表に、VR系フィットネスのサブスクを「解約完了・3月以降なし」と書いています。別の表にも「停止確認済み」とあり、二重に確定した書き方でした。
ところが先日、カード明細を半年分さかのぼってみました。すると、同じサービスから月1,290円の請求が届いていました。6月・7月・8月と毎月です。金額は3回ともまったく同じでした。
解約したつもりで、実際には続いていたことになります。表の上では片付いた項目だったので、正直ちょっと驚きました。
事実を掴んでいたメモもあった
もう一つ驚いたのは、別の棚卸しメモには「継続」と正しく書いてあったことです。
事実を記録しているメモはあったわけです。ただ、見直し表と突き合わせる仕組みがありませんでした。どちらも自分で書いたものなのに、横に並べて見ることがなかったんですね。
仕事でも、数字の出どころが2つあると食い違いが起きます。家計でも同じことが起きていたのかもしれません。
「完了」と書いた項目は、その後チェックしなくなります。見直しの記録が正確でないと、効いていない施策が効いたことになったまま残ってしまうかもしれません。
金額より大事だと思ったこと
金額だけ見れば、不要なら年15,480円の話です。家計全体から見ると、大きな額ではないかもしれません。
ただ、本質は「完了と記録した施策が効いていなかった」ことだと思います。1件でも起きたなら、同じ表のほかの完了項目も怪しくなります。なので、この1件を点検の起点にすることにしました。
見直し表は、次の見直しの土台になります。土台の「完了」が本当かどうかで、その後の判断が変わってくるのではないでしょうか。
なぜ「解約したつもり」が起きるのか
僕のケースの原因は、まだ特定できていません。そのうえで、一般的に考えられる理由を整理してみました。
解約する場所を間違えている
サブスクは、どこで申し込んだかで解約する場所が変わります。例えば、アプリ内で申し込んだ場合はアプリストア側の管理画面です。Webで申し込んだ場合は、サービスのアカウント画面になります。
VR機器のように、機器とアプリとアカウントが絡むサービスは経路が分かれがちです。片方で手続きしても、別の経路の契約が残ることもあるようです。
アプリを消しただけで終わっている
Google Playのヘルプには「アプリをアンインストールしても、定期購入は解約されません」と明記されています。d払いのヘルプにも、同じ趣旨の注意書きがありました。
国民生活センターも「アプリの削除だけでは解約になりません」と注意を呼びかけています。事業者の定めた方法で解約する必要がある、という案内です。
手続きが途中で止まっている
解約ボタンを押したあと、確認画面やアンケートが続くことがあります。途中で画面を閉じると、手続きが終わっていない場合もあるかもしれません。
Appleのヘルプでは、キャンセルボタンが出ない場合は解約済みとされています。期限切れの表示が赤字で出る場合も同じです。画面のどの表示が「解約済み」の印なのか、知っておくと安心です。
無料体験から自動で有料に移っている
国民生活センターによると、無料のお試しは期間後に自動で定額サービスへ移ることが多いようです。Appleのヘルプでも、トライアル終了の24時間以上前に解約するよう案内されています。
別のアカウントで契約している
Appleのヘルプには、解約したいサブスクが見つからない場合の手順があります。領収書メールを探し、どのアカウントで払っているかを確かめる流れです。Google Playも、見つからないときは別アカウントの可能性があるとしています。
課金経路ごとの解約場所
公式ヘルプで確認できた範囲で、課金経路ごとの解約場所をまとめました。僕も今回、まず「どの経路で払っているか」から確認し直すことにしています。
| 課金経路 | 解約する場所 | 確認のポイント |
|---|---|---|
| App Store(iPhone) | 設定→ユーザ名→サブスクリプション | キャンセルボタンが出なければ解約済み |
| Google Play | Playの「定期購入」から選んで解約 | 解約後も支払い済み期間は使える |
| Webのアカウント | サービスのアカウント画面 | 事業者の定めた方法で手続き |
| 機器メーカーのストア | 機器や専用アプリのアカウント設定 | 機器とアカウントの両方を確認 |
| キャリア決済(d払いの例) | 加盟店側で手続き | 継続課金一覧で加盟店を確認 |
機器メーカーのストアは、メーカーごとに画面が違います。なので、表では確認の方向性だけにとどめました。実際の手順は、そのメーカーの公式ヘルプで確かめてみてください。
キャリア決済は少し特殊です。d払いのヘルプでは、継続課金の解約は加盟店で手続きするとされています。継続課金一覧から加盟店の連絡先を確認する流れのようです。また、月の途中で解約しても1か月分かかるという注意書きもありました。
解約しても期間の終わりまでは使える
Google Playのヘルプでは、解約しても支払い済みの期間中は使えると説明されています。例えば年額を1月1日に払い、7月1日に解約した場合です。この場合は12月31日まで使えて、翌年分は請求されないとされています。
この仕組みは親切ですが、確認を難しくする面もあります。解約後もしばらく使えるので、「本当に止まったか」が見えにくいんですね。
個人的には、ここが「完了」の判定を手続き日にしてはいけない理由だと感じています。止まったかどうかは、次の請求日を過ぎるまでわからないのではないでしょうか。
カード明細でサブスクを見つけるコツ
国民生活センターは、カードやキャリア決済の明細を毎月確認するよう勧めています。ただ、明細で見つけにくいサブスクもあります。
表記名がサービス名と違う
楽天カードの解説記事によると、明細には運営会社名や聞き覚えのない店名が載ることがあります。アプリストア経由なら、ストア名で載ることもあるでしょう。サービス名で探して見つからなくても、安心はできません。
海外の事業者は「海外利用」になる
同じ記事では、海外の会社が運営するサービスは「海外利用」と出る場合があるとされています。見慣れない表記の少額請求は、一度疑ってみるのがよさそうです。
少額で毎月同じ金額
少額の請求は、明細をざっと見ると流してしまいがちです。僕の1,290円も、半年さかのぼるまで気づきませんでした。「毎月同じ金額」が並んでいたら、サブスクの可能性が高いと思います。
楽天カードなら過去15カ月分をCSVで
楽天カードの場合、楽天e-NAVIやアプリで過去15カ月分の明細を見られるとされています。明細はPDFやCSVでもダウンロードできるようです。
半年分くらいをCSVで落として、表計算ソフトで並べるのが楽だと思います。金額でソートすると、同じ額の請求が並んで見つけやすくなります。
次の一手は定期購入ページの確認
僕が今やろうとしているのは、アカウントの定期購入ページの確認です。見るのは次の4点です。
- 契約名(どのプランで契約しているか)
- 月額(明細の1,290円と一致するか)
- 次回課金日(いつ次の請求が来るか)
- 継続要否(今後も使うかどうか)
結果はまだ出ていません。なので、この記事では解約できたかどうかは書かずにおきます。次回課金日がわかれば、その日に明細を確認する予定が立てられます。
再発させないための3つのルール
今回のことをきっかけに、自分なりのルールを決めました。
- 解約の完了条件は「次の請求日に請求が来ないこと」にする
- 解約後の最初の請求日に、カード明細でサービス名を検索する
- 見直し表と棚卸しメモは、月に一度並べて突き合わせる
特に一つ目が大事だと感じています。手続きをした日ではなく、請求が止まったのを確認した日を完了日にする考え方です。
二つ目は、一つ目を実行するための具体的な動きです。三つ目は、今回のように記録同士が食い違ったときに気づくための仕組みです。
見直し表のテンプレート
ルールを回すために、見直し表の列を変えてみました。「状態」を2段階に分けたのがポイントです。
| 列 | 書く内容の例 |
|---|---|
| サービス名 | VR系フィットネスのサブスク |
| 課金経路 | アプリストア/Web/キャリア決済など |
| 月額 | 明細に載っている金額 |
| 明細の表記名 | 明細での実際の表示 |
| 手続き日 | 解約ボタンを押した日 |
| 次回請求予定日 | 定期購入ページで確認した日付 |
| 明細確認日 | 請求が来ないのを確かめた日 |
| 状態 | 手続き済み → 停止確認済み |
「停止確認済み」にできるのは、明細確認日が埋まったときだけにします。以前の僕の表では、ここを手続きの時点で書いてしまっていました。
よくある失敗と落とし穴
今回の件と、公式情報で見た注意点をまとめるとこうなります。
- 手続きした日に「完了」と記録してしまう
- アプリを消して解約したつもりになる
- 申し込んだ経路と違う場所で解約しようとする
- 無料体験の終了日を把握していない
- 家族や別アカウントで契約していることを忘れる
- 記録が2つあるのに、突き合わせる機会がない
僕に当てはまったのは、少なくとも一つ目と最後の一つです。どれか一つでも心当たりがあれば、点検してみる価値はあるかもしれません。
点検を始める前に確認すること
- 見直し表で「完了」にした項目を一覧にした
- それぞれの課金経路(アプリストア・Web・キャリア決済など)を書き出した
- カード明細を最低でも3か月分さかのぼれる状態にした
- 明細の表記名がサービス名と違うかもしれないと意識している
- 家族や別アカウントで契約していないか確認した
点検の頻度はどれくらいがいいか
国民生活センターの案内どおり、明細は毎月見るのが基本だと思います。とはいえ、毎月すべての項目を細かく見るのは大変です。
我が家では、月1回の突き合わせと解約後の請求日の確認の2本立てにしました。月1回は表と明細を並べるだけにして、深追いはしません。解約した項目だけ、請求日にピンポイントで見る形です。
固定費の見直しそのものは、年に1〜2回まとめてやるくらいでよいのかもしれません。その間を月1の点検でつなぐイメージです。
よくある質問
Q. アプリを削除すれば解約になりますか?
なりません。Google Playのヘルプに、アンインストールしても定期購入は解約されないと明記されています。国民生活センターも同じ注意を出しています。
Q. 解約したらすぐ使えなくなりますか?
Google Playの場合、支払い済みの期間中は使えるとされています。ほかの経路の扱いは、各サービスの案内を確認してみてください。
Q. 解約したいサブスクが一覧に見つかりません。
別のアカウントや別の経路で契約している可能性があります。Appleのヘルプでは、領収書メールでどのアカウントかを確かめる手順が案内されています。Appleからの領収書がない場合は、他社から購入した可能性があるとされています。
Q. 無料体験だけで終えたいときの注意点は?
無料期間が終わると、自動で有料に移ることが多いようです。Appleは、トライアル終了の24時間以上前の解約を案内しています。申し込んだ日に終了日を記録しておくと安心かもしれません。
Q. キャリア決済のサブスクはどこで解約しますか?
d払いの場合、解約は加盟店側で手続きするとされています。継続課金一覧から加盟店を確認する流れです。ほかのキャリアの場合も、各社の案内を確認してみてください。
Q. 明細に知らない名前の請求があります。
運営会社名やストア名で載っている場合があります。まずは同じ金額の請求がいつから続いているか見てみるとよさそうです。それでもわからない場合は、カード会社に問い合わせるのが確実だと思います。
Q. 困ったときの相談先はありますか?
国民生活センターは、困ったときは消費生活センター等への相談を案内しています。消費者ホットライン「188」から、近くの窓口につながるようです。
参考にした公式情報
- Appleのサブスクリプションを解約する(Apple サポート)
- Google Play での定期購入の解約、一時停止、変更(Google Play ヘルプ)
- d払いの継続課金の解約(解除)する方法(d払い ヘルプ)
- サブスクリプション アプリの削除だけでは解約になりません!(国民生活センター)
- 予期せぬ”サブスク”の請求トラブルに注意!(国民生活センター)
- 楽天カードの明細の見方は?(楽天カード みんなのマネ活)
まとめ
金額だけ見れば、年15,480円の話です。ただ、本質は「完了と記録した施策が効いていなかった」ことにあると思います。同じ表のほかの完了項目にも、同じ取りこぼしがあるかもしれません。
見直しの進め方は固定費見直しの始め方に、重複を探す視点はサブスクの重複を見つける記事に書きました。明細を探しやすくする話は、メインカードを1枚に寄せる記事も参考になるかもしれません。
固定費を見直したことがある方は、一度「完了」と書いた項目から眺めてみてはいかがでしょうか。
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