おはようございます。まさきんです。
我が家のテスラの1台は、基本保証の期限が近づいてきました。せっかくなので、延長保証への加入を検討してみました。
調べてみると、価格や条件だけでなく、売却時の保証継承まで意外と奥が深い制度でした。今回は公式ページと保証条項を読み直して、内容を整理してみます。
※記事公開時点の情報です。最新の条件は公式サイトでご確認ください。
- 基本保証は新車から4年または80,000kmまで。延長保証で 2年・40,000km 上乗せできます
- 価格は加入時期で3段階。Model 3は 89,000円(税込) からです
- 加入できるのは納車から4年以内かつ80,000km以内まで
- 個人への譲渡なら、解約しない限り延長保証は自動で引き継がれます
- 販売業者への売却は、保証条項で移行の対象外とされています
テスラの保証は3階建て
テスラの保証は、大きく3つに分けて考えると分かりやすいです。新車に付く基本の保証、バッテリーの保証、そして有料の延長保証です。
日本の公式ページでは、次のように案内されていました。
| 保証の種類 | 期間・距離(いずれか早い方) | 費用 |
|---|---|---|
| 基本車両限定保証 | 4年または80,000km | 車両に付帯 |
| 補助拘束装置(SRS)限定保証 | 5年または100,000km | 車両に付帯 |
| バッテリーおよびドライブユニット限定保証 | 8年・160,000〜240,000km(モデル別) | 車両に付帯 |
| 車両本体の錆に関する限定保証 | 12年・走行距離無制限 | 車両に付帯 |
| Tesla延長保証 | 基本保証の終了から+2年・+40,000km | 有料 |
延長保証が延ばすのは、1行目の基本車両限定保証です。バッテリーの保証は別枠で、もともと8年あります。
基本保証は4年または80,000km
基本車両限定保証は、新車から4年または80,000kmのどちらか早い方までです。走行距離が多い場合は、4年を待たずに切れることになります。
エアバッグなどの補助拘束装置は、5年または100,000kmです。車体の錆による穴あきは、12年・距離無制限でした。
保証の残りは、Teslaアプリで確認できます。ホーム画面の「仕様および保証」から「保証」タブを開く流れです。
バッテリー保証はモデル別に8年
駆動用バッテリーとドライブユニットは、基本保証とは別の保証です。期間はどのモデルも8年で、距離の上限がモデルによって変わります。
| モデル | 期間・距離(いずれか早い方) | 容量の保持 |
|---|---|---|
| Model S / Model X | 8年または240,000km | 最低70% |
| Model 3 Premium RWD / Model Y Premium RWD | 8年または160,000km | 最低70% |
| Model 3 Premium LR AWD / Model 3 Performance AWD / Model Y Premium LR AWD / Model Y L | 8年または192,000km | 最低70% |
保証期間中は、バッテリー容量の最低70%保持が保証されています。ただ、2020年1月29日以前に製造されたModel SとModel Xは、この70%保持の対象外と注記がありました。
グレード名は年式で変わります。古い年式の車は、アプリの保証タブで自分の車の条件を見るのが確実だと思います。
延長保証は2年・40,000kmの上乗せ
テスラの延長保証に加入すると、基本保証の終了からさらに 2年・40,000km 延びます。合計すると、納車から 6年・120,000km までカバーされる計算です。
保証条項では、基本保証が切れる日が延長保証の開始日とされています。早く加入しても、延長分が前倒しで始まるわけではありません。
以前の僕は、バッテリーやモーターまで延長されると理解していました。条項を読み直すと、延長の対象は基本車両限定保証の範囲です。駆動用バッテリーとドライブユニットは、先ほどの8年保証が別に続く形でした。
ちなみに、海外ではEWIやESAという呼び名も見かけます。日本の公式ページでの名称は「Tesla延長保証」でした。条件は国によって違うので、この記事は日本の公式情報に限って書いています。
加入条件と対象モデル
日本の公式ページでは、対象はModel S、Model X、Model 3、Model Yです。保証条項の料金表には「MODEL Y/YL」という表記もありました。
加入の条件は次のとおりです。
- Tesla Japanから直接販売された車両であること
- 初回の納車日から4年以内であること
- 走行距離が80,000km以内であること
つまり、基本保証が残っているうちに申し込む必要があります。切れてからでは加入できない点は、先に知っておきたいところです。
価格は加入時期で3段階
価格は、申し込むタイミングで3段階に分かれています。公式ページの価格は次のとおりでした(すべて税込)。
| モデル | 納車後60日以内・20,000km以内 | 3年以内・60,000km以内 | 4年以内・80,000km以内 |
|---|---|---|---|
| Model 3 | 89,000円 | 129,000円 | 169,000円 |
| Model Y / Y L | 99,000円 | 139,000円 | 179,000円 |
| Model S | 169,000円 | 209,000円 | 269,000円 |
| Model X | 179,000円 | 219,000円 | 279,000円 |
早く申し込むほど安くなる仕組みです。Model 3なら、60日以内と4年目では 80,000円の差 になります。
購入方法は、Teslaアプリかサービスセンターでの申し込みでした。アプリでは車両を選び、「アップグレード」から「延長保証」に進みます。支払いはクレジットカードのみで、車両代金に含めることはできないとのことです。
カバー範囲と対象外
保証の対象は、通常使用で発生した故障です。Teslaが製造・供給した部材や、製造工程の作業の欠陥が該当します。サービスセンターが必要と判断した診断と修理の費用が対象でした。
一方で、対象外の項目もかなり細かく決まっています。
- タイヤ、補機バッテリー、キーフォブの電池
- ワイパーやブレーキパッド、フィルターなどの消耗品
- 通常の摩耗や劣化
- 事故、誤用、不適切なメンテナンスや改造による損傷
- 塗装や腐食に関するもの
- ウォールコネクターなどの充電設備やアダプター
自己負担(免責金額)については、保証条項の中に記載を見つけられませんでした。ただ、保証の限度額は請求時点の車両の残存価格までとされています。
延長保証には、契約者側の義務もあります。法定の点検整備と、Tesla所定のシステム確認を期間内に受けることです。整備記録は保管しておくほうがよさそうです。
加入を後押しした修理費用の実例
正直、十数万円という金額は小さくありません。それでも加入に傾いたのは、EVの修理費用の実例を知ったからです。
例えば、エアコン関連の修理だけで25万円ほどかかったという話を見かけました。ガソリン車の感覚だと、少し驚く金額です。
保有中に1回でも対象の修理が発生すれば、実質的に元が取れる計算になります。故障がなければそれに越したことはありません。ただ、リスクヘッジとして考えると納得しやすい金額でした。
EVの維持費全体については、EVとガソリン車の維持費比較にまとめています。
車の固定費を考えていると、他の固定費も気になってきます。
保証継承の仕組み
ここが一番調べてよかったと感じた点です。保証の継承は、保証の種類と売り先で扱いが変わります。
| 保証の種類 | 売却・譲渡したとき | 公式の記載 |
|---|---|---|
| 新車限定保証 | 継承される | Teslaを通して所有権が変更された場合、車両と共に譲渡される |
| 延長保証(個人への譲渡) | 継承される | 解約申込がなければ自動的に譲受人へ譲渡される |
| 延長保証(販売業者への売却) | 継承の対象外 | 車両販売業者またはその顧客への移行ではないことが条件 |
| 延長保証の解約の権利 | 継承できない | 解約の権利は譲渡または移行できない |
新車限定保証は、車と一緒に次のオーナーへ移ります。公式のFAQには「Teslaを通して所有権が変更された場合」と書かれていました。
延長保証も、こちらが解約しない限り次の持ち主に移る形です。特別な手続きは要りません。思っていたより気楽な仕組みでした。
継承できないケース
ただ、延長保証の継承には条件があります。保証条項では、次の点が挙げられていました。
- 保証期間中に必要なメンテナンスが実施されていること
- 車両販売業者またはその顧客への移行ではないこと
- 最初の契約者が解約していないこと
2つ目は見落としやすい点です。買取業者に売る場合は、延長保証が次へ引き継がれない前提で考えたほうがよさそうです。
もう一つ、解約の権利は譲渡できません。次のオーナーは保証を使えますが、解約して返金を受けることはできない形です。
解約と返戻金の計算
売却前に解約したい場合は、解約申込書を書面で送る必要があります。条件は、申込者本人であることと、保証の使用歴がないことでした。
返戻金は、解約の時期で計算が変わります。
| 解約の時期 | 返戻金 |
|---|---|
| 保証開始前 | 保証料から15%の手数料を引いた額 |
| 保証開始後 | 残りの割合に85%を掛けた額(日数ベースと距離ベースのどちらか低い方) |
開始後の式は「保証料×(1−経過の割合)×85%」です。経過の割合は、日数と走行距離の2通りで計算します。
認定中古車の保証
認定中古車には、新車時の基本保証の残りがそのまま適用されます。基本保証が終わった後は、1年または20,000kmの保証が付くとのことでした。バッテリーとドライブユニットの保証も、新車時の期間が引き続き適用されます。
一方、延長保証の対象は「Tesla Japanが直接販売した車両」とされています。認定中古車や他店の中古車が加入できるかは、公式の記載では確認できませんでした。検討する場合は、サービスセンターに聞くのが早いかもしれません。
売却時に価格へ上乗せできるか
売却時に、延長保証の価値をどこまで価格に乗せられるかも気になった点です。
調べた印象では、個人売買であれば一定の訴求力がありそうでした。数万円ほど上乗せできる可能性がある、という見方を見かけます。ただ、これは公式の情報ではありません。
買取業者への売却では、上乗せはほとんど期待できないようです。先ほどの条項のとおり、業者への売却では保証そのものが移行の対象外になります。
よくある落とし穴
調べていて、勘違いしやすいと感じた点を並べておきます。
- 基本保証が切れてから申し込もうとする。加入は4年以内かつ80,000km以内までです
- バッテリーの保証も2年延びると考える。延びるのは基本車両限定保証です
- 業者に売っても延長保証が付いていくと考える。条項では対象外でした
- 保証を一度使ったあとに解約しようとする。使用歴があると解約できません
- 法定点検の記録を残していない。整備記録の提示を求められることがあります
向いている人・向いていない人
向いているのは、4年を超えて長く乗るつもりの人です。年間の走行距離が多すぎない人も、6年分をしっかり使えます。
逆に、4年以内に買取業者へ売る予定なら出番が少ないかもしれません。年間の走行が多く、早めに120,000kmへ届く場合も同じです。
我が家では、保有中の安心感を重く見ました。売却時のわずかな回収見込みも合わせると、加入する方に納得感がありました。
加入前に確認すること
- 納車日から4年以内か
- 走行距離が80,000km以内か
- いまの時期と距離だと3段階のどの価格か
- 何年・何kmまで乗る予定か
- 売るなら個人か買取業者か
- 法定点検の記録が残っているか
よくある質問
Q. テスラの延長保証は何年・何kmまでですか?
基本保証の終了から2年・40,000kmの延長です。納車からの合計では6年・120,000kmまでになります。どちらか早い方で終了します。
Q. 延長保証はいつまでに加入すればよいですか?
初回の納車日から4年以内かつ80,000km以内です。基本保証が切れた後は申し込めません。早いほど価格も安くなります。
Q. 延長保証でバッテリーも保証されますか?
延長されるのは基本車両限定保証です。駆動用バッテリーとドライブユニットには、別に8年の保証があります。補機バッテリーは延長保証の対象外でした。
Q. 車を売ると保証は継承されますか?
新車限定保証は、Teslaを通して所有権が変わると車と一緒に譲渡されます。延長保証も、個人への譲渡なら解約しない限り自動で引き継がれます。販売業者への売却は、延長保証の移行の対象外です。
Q. 継承に手続きや手数料は必要ですか?
延長保証の継承に、特別な手続きは案内されていませんでした。手数料の規定も、保証条項には見当たりません。逆に解約したい場合は、書面での申し込みが必要です。
Q. 途中で解約するといくら戻りますか?
保証開始前なら、保証料から15%を引いた額です。開始後は、残りの割合に85%を掛けて計算します。日数と距離のうち、低い方の金額が適用されます。
Q. 免責金額(自己負担)はありますか?
日本の保証条項では、免責金額の記載を確認できませんでした。保証の限度額は、請求時点の車両の残存価格までです。気になる場合は、加入前に窓口で確認するのがよいと思います。
Q. 保証修理はどこで受けられますか?
TeslaサービスセンターかTesla認定の修理施設です。修理の前に、Teslaへ連絡する流れになっています。保証対象かどうかは、アプリの見積りでも確認できます。
参考にした公式情報
まとめ
テスラの延長保証は、基本保証を2年・40,000km延ばす仕組みでした。価格は早期加入ほど安く、Model 3なら60日以内で89,000円からです。
見落としがちなのが、売却時の扱いです。個人への譲渡なら、解約しない限り保証は次のオーナーへ引き継がれます。業者への売却では扱いが変わるので、売り方まで含めて考えると判断しやすいかもしれません。
条件や価格は変更される可能性があります。加入を検討する際は、公式サイトで最新情報を確認してみてください。
納車までの流れはModel Y Lの注文から納車までの記録に書いています。固定費全体の進め方は固定費見直しの始め方もどうぞ。
車の維持費を見直すタイミングは、他の固定費を見直すタイミングでもあります。我が家は通信費も含めて、楽天経済圏にまとめる方針でやってきました。まだ楽天モバイルを使っていない方は、料金シミュレーションを覗いてみるのもいいかもしれません。
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