おはようございます。まさきんです。
学校のプリントをスキャンしてカレンダーに登録する話は、以前に書いたことがあります。ただ、家族の予定はプリント以外の形でもたくさん届きます。
例えば、家族のLINEグループに「来月の運動会は10/25の9時から」とだけ流れてくるようなケースです。今回はそういう、口頭やチャットで伝わる予定をそのままカレンダー化する話を書きます。
口約束の予定は、誰も「登録」しない
プリントは紙という物理的な形が残るので、少なくとも存在は忘れません。ただ、口頭やLINEで伝わる予定は違います。
子どもが「今度の参観日、来週の水曜だって」と言っただけで終わることがあります。親戚から電話で聞いた集まりの日程も、メモを取らないとそのまま流れてしまいます。
誰か一人が覚えていればいい、と思っているうちに、結局誰も正式に登録していない。そういう予定は、意外と多いのではないでしょうか。
自分のスマホには予定を入れたつもりでも、配偶者のカレンダーには反映されていなかった、ということもよくあります。家族の予定は結局、誰かが手を動かして登録しない限り、共有された状態にはならないんですよね。平日の時間割をブロック化してみた話でも感じたことですが、家族の予定まわりは「仕組みとして最初から共有される状態」を作っておかないと、結局は誰か一人の記憶頼みになってしまいます。
紙のプリントであれば、後からもう一度読み返すこともできます。ただ、口頭やチャットの情報は、時間が経つほど記憶があいまいになっていきます。だからこそ、聞いた直後にその場で片付けてしまう仕組みが欲しいと感じていました。
AIにそのまま伝えて、リンクを作ってもらう
そこで使っているのが、AIアシスタントに予定の内容をそのまま話しかけて、Googleカレンダー登録用のリンクを作ってもらう方法です。OCRもスキャンも要りません。
Googleカレンダーには、URLのパラメータだけでイベント登録画面を開ける仕組みがあります。これはGoogleが大々的に案内している機能ではありませんが、イベント作成URLのパラメータをまとめたコミュニティ製のドキュメントが公開されており、仕様を把握する手がかりになります。AIにこの形式でURLを組み立ててもらい、できあがったリンクをタップするだけで登録が完了します。
https://www.google.com/calendar/render?action=TEMPLATE
&text=(イベント名、URLエンコード)
&dates=20261025T090000/20261025T120000
&location=(場所、URLエンコード)
&details=(詳細、URLエンコード)
パラメータの意味は次の通りです。
text: イベント名。日本語を含む場合はURLエンコードが必要ですdates: 開始・終了日時。「YYYYMMDDTHHmmSS」の形式で、間をスラッシュでつなぎますlocation: 開催場所。こちらも日本語や空白はエンコードしますdetails: 補足情報。誰から聞いた話かをメモしておくと、後で見返すときに便利です
実際の手順はとても単純
僕がやっている手順は、次の3ステップだけです。
- AIに、聞いた予定の内容をそのまま日本語で伝える(「運動会、来月の10/25、9時から、◯◯小学校で」のように)
- 「Googleカレンダーに登録できるリンクを作って」と頼む
- 出てきたリンクをタップして、内容を確認してから保存する
日時や場所の表記さえ伝われば、URLエンコードや日時のフォーマット変換はAI側で処理してくれます。自分でエンコード表と首っ引きになる必要はありません。
やり取りのイメージ
実際に伝える内容は、本当にそのままの日本語で構いません。例えば、こんな感じです。
「来月の運動会、10月25日の午前9時から12時まで。場所は◯◯小学校の校庭。子どもから今日聞いた話」
これだけ伝えれば、あとはAIが日時をYYYYMMDDTHHmmSS形式に変換し、日本語部分をURLエンコードして、リンク一本にまとめてくれます。伝える情報が多少前後していても、AI側で拾って整理してくれるので、几帳面にメモを取り直す必要はありません。
終了時刻がはっきりしない場合も、「詳細は当日確認」のように含めておけば、detailsパラメータにそのまま反映されます。とりあえず仮の時間で登録しておき、後で正式な案内が来たら更新する、という運用でも十分だと思います。
口頭連絡と相性がいい理由
この方法が特に向いているのは、紙という形が残らない予定です。子どもが口頭で伝えてきた学校行事、親戚からの電話での誘い、LINEのグループトークに流れて終わってしまう連絡。
こうした情報は、聞いた瞬間にリンク化してしまうのが一番確実だと感じています。後で思い出そうとしても、細かい時間や場所を忘れていることが多いからです。
プリントのOCR化は「配られた紙をどう処理するか」という話でした。今回のリンク生成は「耳で聞いた情報をどう形に残すか」という、少し違う入り口の話だと思っています。両方を組み合わせておくと、情報が届く経路によらず登録の抜け漏れを減らせるのではないでしょうか。
アプリのインストールも不要で、ブラウザが使える端末ならどこでも動きます。子どもから聞いた話をその場でスマホに向かって伝え、リンクをタップするだけで完了するのは、思った以上に気楽です。
こういう場面で特に役立っています
- 子どもが学校で聞いてきた行事の連絡を、その場で忘れないうちに登録したいとき
- 親戚や友人との集まりが、電話や立ち話で決まったとき
- 家族のLINEグループに流れた予定が、既読のまま埋もれていきそうなとき
いずれも共通しているのは、「誰かがメモしないと消えてしまう」という点です。メモを取る手間そのものをAIに肩代わりしてもらう、という発想が今回の仕組みの本質だと思っています。
学校のプリントのようにOCRで読み取れる情報と、口頭やチャットでしか残らない情報。家庭の中の予定は、この両方が混ざって流れてきます。片方だけ自動化しても、もう片方が抜け落ちてしまうので、結局は組み合わせて使うのが現実的ではないでしょうか。
まとめ
口頭やLINEで伝わる家族の予定を、AIにそのまま話しかけてGoogleカレンダー登録用のリンクにしてもらう仕組みを紹介しました。URLの形式さえ知っていれば、あとはAIに組み立てを任せるだけです。
面倒だからと後回しにしがちな小さいタスクほど、AIに渡すと驚くほどあっさり片付きます。実はスマホの料金プランの見直しも、似たような「後回しにしがちな小さいタスク」の一つかもしれません。
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