おはようございます。まさきんです。
独身時代、外貨建ての貯蓄型保険に加入していました。資産管理をきちんと見直すタイミングで、この保険を払い済みにしました。今回はそのときの数字と、保険との向き合い方について感じたことを書きます。
きっかけは資産全体を見直したこと
家計や資産を一元管理し始めると、それまで見て見ぬふりをしていた契約が目に入ってきます。僕にとってはこの外貨建て保険がそうでした。
月々の引き落としがあることは分かっていました。ただ、実際にいくら払っていて、解約したらいくら戻るのかを、きちんと計算したことがなかったんです。
契約内容と実際の数字
契約していたのは、いわゆるリタイアメントインカム型の養老保険でした。65歳満期、月々一定額をドル建てで積み立てる、というものです。
4年強のあいだ払い続けた結果、解約返戻金は払い込んだ額のおよそ半分でした。払い済み保険に切り替えて年金として受け取る選択肢もありましたが、毎月の受取額はごくわずかで、元を取るには相当な年数がかかる計算でした。
つまり、資産運用の商品としては大きく目減りしていた、ということです。保険というより「実質的に掛け捨てを何年か払い続けていた」と捉え直したほうが、実感に近いと感じました。
この失敗から得た教訓はひとつです。大きな契約ほど、放置せずに定期的に見直したほうがいいということでした。同じことは、毎月の通信費のような小さな固定費にも言えるのかもしれません。
なぜ加入したのか、振り返って思うこと
当時は独身で、会社の福利厚生もそれほど手厚くありませんでした。なので「保険で備える」という考え方自体は、その時点では一定の合理性があったと思っています。
ただ、加入のきっかけは知人からの熱心な勧誘でした。「ライフプランナーとして伴走します」という言葉に背中を押された部分は正直あります。契約後の音沙汰はほとんどなく、解約の連絡をしたときの反応もあっさりしたものでした。
人とのつながりを大事にする気持ちと、金融商品を選ぶ判断は、分けて考えたほうがいいのかもしれません。当時の自分に伝えるなら、その一言に尽きます。
今の方針: 保険は掛け捨て、資産形成は別で考える
この経験を経て、今は次のように整理しています。
- 保険は「万一のときに困らない金額」を掛け捨てで備えるものと割り切る
- 資産を増やす目的の積み立ては、保険ではなく新NISAのような制度を優先する
- 勤務先の保障内容を確認し、重複した保険には入らない
保険と資産形成を同じ商品でまとめようとすると、どちらも中途半端になりがちだと感じています。目的ごとに商品を分けたほうが、結果的にシンプルで分かりやすい家計になりました。
浮いた原資の使い道
解約によって、月々の投資に回せる資金が生まれました。この資金は、残っている負債の返済と積み立て投資に振り分けています。保険以外の積み立て手段としては、企業型確定拠出年金(DC)のような制度も選択肢になると思います。
固定費の見直しと同じで、「使っていないつもりのお金」に気づくことが、家計改善の最初の一歩になると感じています。保険も、通信費と同じくらい定期的に見直す対象なのかもしれません。
後日談: 円安のタイミングで解約したら、結果はプラスに
この記事で書いた見直しのあと、実際に残りの契約もすべて解約しました。ちょうど円安が進んでいたタイミングと重なり、最終的には為替差益もあって、払い込んだ額を上回るプラスでの着地になりました。
ただ、これは狙って得られた結果ではありません。解約するタイミングと円安がたまたま重なっただけです。外貨建ての商品は、解約する時点の為替相場次第で結果が大きく変わってしまう、という点をあらためて実感しました。実際、国民生活センターにも外貨建て生命保険に関する相談が増えているという注意喚起が出ており、為替変動によって受け取り額が想定と大きく変わりうる商品だという点は、一般的なリスクとして知られているようです。
為替が有利に働けばプラスになることもありますが、それは自分の判断の良さではなく、相場のタイミング次第です。長期の保険契約に為替リスクをまるごと乗せてしまうこと自体が、そもそも適切なリスクの取り方だったのか、今でも考えさせられます。
こういう人に向いている
- 過去に加入した保険の内容を、きちんと確認したことがない人
- 保険と資産運用を、同じ商品でまとめて考えてしまっている人
- 解約のタイミングや損益を、実際の数字で確認してみたい人
まとめ
外貨建ての貯蓄型保険を見直したとき、解約返戻金が払い込んだ額のおよそ半分という現実に直面しました。最終的には円安のタイミングと重なってプラスで着地しましたが、それは為替相場次第でどちらにも転びうる話だと思っています。保険は保障、資産形成は別の手段、と役割を分けて考えるようになったのは、この経験があったからです。
固定費や保険料は、契約した時点の判断が今も正しいとは限りません。定期的に見直す機会を持つことが、家計を健全に保つコツだと感じています。
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