おはようございます。まさきんです。
ポイントやマイルは、1つに寄せるべきか。それとも複数持つべきか。この問いを、たまに考えます。
きっかけは、昔の自分の体験でした。今日は当時の話をしつつ、今の考え方を整理してみます。
1枚のカードに寄せていた時期の話
数年前、僕は帰省や旅行のために少し年会費の高いカードを使っていました。当時は「SPGアメックス」という名前でした。日々の決済を、ほぼこの1枚に寄せていました。
理由は単純です。ホテル系のポイントプログラムと連動していて、貯めるほど上位ランクの特典に届く仕組みだったからです。分散させず1本に集中させることで、ランクの恩恵が大きくなる設計でした。
普段の買い物や公共料金の支払いまで、意識的にそのカードに集約していました。コンビニでの少額決済も、なるべくこの1枚で済ませていました。小さな決済の積み重ねが、年間で見ると意外に大きな金額になっていたと思います。
実際、年間の決済をまとめた結果、宿泊時のアップグレードや特典を受けられました。金額に換算すると、10万円近く得をした感覚がありました。1つに集中させたからこそ、届いた結果だったと思います。
当時の僕は、実家への帰省やたまの贅沢のためだけに、この少し高いカードを持つ理由を自分に説明していました。ただ、振り返ると理由はそれだけではなかったと思います。決済を1本化することそのものが、特典の伸びしろを生んでいたのではないでしょうか。
ポイントをマイルに交換した経験
もう一つ、印象に残っている経験があります。年末の帰省に向けて、貯まったポイントを飛行機のマイルに交換したことがありました。
手続きには、正直かなり手間がかかりました。交換のレートや条件を調べるのに、時間も使いました。ただ、結果としてチケット代を大きく抑えられました。
このときも感じたのは、集中させていたからこその効果でした。ポイントが分散していたら、交換に必要な量まで届かなかったと思います。1本化には、こうした「まとまった時に強い」という性質があるのかもしれません。
なお、当時のSPGアメックスは、のちにマリオットボンヴォイアメックスへと名称変更されています。現在はプレミアムという上位カードも存在し、今もハイクラス帯のカードとして位置づけられているようです。年会費や特典の条件は、当時から変わっている部分も多いと聞きます。気になる方は、必ず現在の公式情報をご確認ください。
集中と分散、それぞれの利点
この経験を振り返ると、ポイント・マイルの持ち方には2つの方向性があると思います。集中させる方法と、複数に分ける方法です。
集中させる利点は、単価の高い特典に届きやすいことです。ランク特典や高レートの交換など、まとまった量があってこそ生きる仕組みが多いです。日々の決済を1つに寄せるほど、この効果は積み上がっていきます。
一方で、集中にはリスクもあります。そのプログラムが改定されたり、条件が変わったりすると、価値が目減りすることがあります。実際、当時のカードも名称やルールが変わりました。1本化は強力な反面、変化の影響をまるごと受けてしまう面があります。
複数のプログラムに分けておけば、こうした変化の影響を和らげられます。ただ、その分だけ1つあたりの貯まる量は少なくなります。集中したときの伸びしろは、どうしても薄まってしまうかもしれません。
マーケティングの仕事でも、似た構造を見ることがあります。予算を1つのチャネルに集中させると、成果は伸びやすくなります。ただ、そのチャネルの環境が変わると、影響をまともに受けてしまいます。逆に予算を分散させると、変化への耐性は上がりますが、どのチャネルも中途半端な成果に終わりがちです。ポイントやマイルの持ち方も、これと同じ構造を抱えているのではないでしょうか。
実務的な判断の軸
僕なりの結論を書いておきます。日常の決済は、信頼できそうな1つの経済圏に寄せるのがよいと思います。メインカードを1枚に寄せるかどうかという論点とも重なりますが、毎月続く固定費や普段の買い物は、集中させるほど効果が積み上がる性質があるからです。
そのうえで、特定の目的、例えば大きな旅行のような一回限りのゴールがあるときだけ、別のプログラムを検討する。これくらいの整理がちょうどよいのではないでしょうか。
全部を1つに賭けるのは、少し怖いと感じる人もいると思います。ただ、あれこれ手を広げすぎても、結局どれも中途半端になりがちです。まずは軸を1つ決めて、そこに日常を寄せる。これが現実的な進め方だと思います。
もう少し具体的に言うと、判断のポイントは2つだと思います。1つ目は、そのプログラムが今後も大きく変わらなそうか。2つ目は、日常の支出をどれだけそこに寄せられるか。この2つの見込みが立つなら、集中させる価値は十分あるのではないでしょうか。
逆に、プログラムの将来性に不安があったり、日常の支出をあまり寄せられなかったりする場合は、無理に1本化しない方がよいと思います。中途半端な集中は、リスクだけを背負って恩恵を得られない、一番もったいない状態になりかねません。
楽天経済圏という現代的な選択肢
僕が当時使っていたカードは、年会費が高めのプレミアムなカードでした。ただ、今は違う形で似た仕組みを作れると感じています。楽天モバイル・楽天カード・楽天市場を組み合わせる、楽天経済圏です。
通信費というほぼ確実に続く固定費を、楽天モバイルに寄せる。決済は楽天カードに集中させる。楽天モバイル×楽天カード×楽天証券を組み合わせてポイントを最大化する具体的な方法は、以前の記事でも整理しました。これだけで、還元率がじわじわ積み上がっていく仕組みがあります。高い年会費を払わなくても、集中の効果を得られる点が今らしいと思います。
かつてのプレミアムカードのような「一部の人だけの特典」ではなく、誰でも始めやすい集中戦略ではないでしょうか。まだ経済圏を決めていない方は、通信費の寄せ先から考えてみるのもいいかもしれません。貯まったポイントを投資に回したい方は、スマホ証券アプリの比較も参考にしてみてください。
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